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犬にはイヌノミという種類がありますが、現在ではほとんどが猫ノミの寄生といわれています。
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ノミは 卵→幼虫→さなぎ→成虫という形で発育します。一般に約3〜4週間環境によってはさらに短期間でこの発育を繰返します。
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生まれた卵は動物の体から落ちます。家の中ではじゅうたん、畳に入り込みます。卵は乾燥、低温、高温、殺虫剤にも抵抗性があり、通常卵は2〜12日で孵化します。
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卵からかえった幼虫は回りのほこりのなかにある有機物を食べて生活し、脱皮を繰り返します。環境にもよりますが、幼虫の期間は9〜200日です。
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幼虫はおおきくなってまゆをつくり、その中でさなぎになります。環境にもよりますがさなぎの期間は7日〜1年です。
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動物に寄生して吸血を続けて生活をします。寿命は10〜20日ぐらいで、その間に動物に対し様々な悪影響を及ぼし、雌は相当数の卵を産卵します。また、環境がよければ吸血なしに約1年生存できることが知られています。
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・多数寄生による貧血
・被毛のつやが悪くなる
・体を動き回ったり、吸血など、刺激やかゆみによるストレスや引っかき傷による皮膚炎
・ノミの唾液によるアレルギー
・ノミが媒介する瓜実条虫の感染
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人にも吸血します。特にネコノミが人を好んでつきますが、ずっと寄生するわけではありません。症状は手足や体の皮膚に発赤や湿疹が生じ、激しいかゆみを伴います。
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通常は暖かい時期3月〜10月が要注意といいますが、実は1年中の対策が必要です。というのも、現在では家庭内で暖房や加湿器といった設備が普及しているので、ノミにとっては寒い冬の期間でも天国なのです。一般的にノミは15℃以上で発育します。また環境が良くなくても、さなぎの状態で越冬できるといわれています。薬剤には、
・成虫を駆除する首輪、
・スポットオンタイプ(動物の首に薬剤を滴下するタイプ)、
・スプレータイプ(体全体にスプレーするタイプ)
などいくつかの種類が出ております。
また、卵から成虫に発育させない薬剤があります。ノミを駆除、予防するためには、成虫駆除およびノミの発育阻害剤を併用することが望ましいのです。薬剤の種類や投与量は犬、猫の体重により異なりますので詳しくは獣医師にご相談ください。
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多くのダニ類は 卵、幼ダニ、若ダニ、成ダニの4期を経過します。多くの場合、幼ダニはあしが3対ですが、若ダニからあしが4対となり成長して大きな成ダニになります。しかし、ダニのライフサイクルは種、属によって著しく差があります。たとえば、ツツガムシ類は4期のうち、幼ダニの時期の一回だけ動物に寄生して吸血し、その他の時期は土中で自由生活をします。またマダニ科は4期すべての時期で吸血します。また、その中でも同一の宿主に寄生するものと、その都度別の宿主に寄生するものがあります。
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ダニ媒介性疾患といわれ、ダニに吸血あるいはダニを摂食することにより病原体が体内に入り病気になるものです。日本で確認されているものには犬のバベシア症、ヘパトゾーン症、ライム病および猫のヘモバルトネラ症です。また、近年日本紅斑熱、Q熱、ダニ脳炎が人に報告されており、ダニ媒介性疾患が注目されています。
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ダニと人、動物の接触は様々な場所と状況において起こります。ダニの生態、生活様式から吸血期(寄生したダニ)と自由生活期(周囲の環境中にいるダニ)の両方を対象に予防、駆除が大切です。具体的には、動物にはダニ駆除首輪、ダニ駆除シャンプーの適用、散歩から帰ったらできるだけブラッシングをするなどです。また、周囲に対するものは、落ち葉の除去、草刈、殺ダニ剤の散布などを継続して行うなどです。首輪、シャンプー等、詳しくは病院にご相談下さい。
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フィラリアとは、猫の心臓や肺の血管に寄生する細長い虫です。猫の体内で成長すると、15〜30cmにもなります。成虫になると、猫の体内でミクロフィラリアと呼ばれる子虫を生み、それが血液中を泳ぎ回ることになります。この血液を吸血した蚊が健康な猫を刺すと初めてフィラリアの感染が成立します。つまり、フィラリア症は蚊が媒介して感染するという恐ろしい病気なのです。しかし、蚊の発生する時期、4月〜11月まで、きちんと予防すれば完全に防ぐことができます。予防薬については獣医師にご相談ください。
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・猫ウィルス性鼻気肝炎
・猫カリシウィルス感染症
・猫汎白血球減少症
・猫白血病ウィルス感染症
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いくつかの種類があります。接種にあたっては、獣医師に相談してください。
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ワクチン接種は動物の健康を維持するためには欠かせないものですが、接種することによりいくらかのアレルギー反応(副反応)を示す場合があることが認められています。
それらには、
・局所の反応(注射部位に現れる症状)痛み、痒み、発赤、腫瘍形成
・目の症状 目の周囲の腫脹、痒み、角膜の混濁
・軽度の全身症状 全身の痒み、発熱、精神的に過敏になる
・重度の全身症状(非常にまれ) 虚脱、呼吸困難、激しい嘔吐、粘膜蒼白
等があります。副反応がでたとき治療できるように
午前中に来院されることをお勧めします。
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