中山獣医科病院
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高度医療と診療内容例 骨折
四肢の骨折
犬・猫の骨折は、交通事故や高所からの落下など強い外力により骨の正常な形がそこなわれた状態をいう。
犬・猫は強い外力を身体に受けることになり、骨折と共に、脳神経、内臓、筋、血管などに重大な異常が起こっている可能性がある。
痛みが激しく、歩行が不自由となり、ショック状態が続き全身状態が悪化して死に至る場合もある。
骨折が起こりやすい部位
原因
小型犬では、抱っこしている時に何かに驚いて落下して骨折することが多く見られる。
中、大型犬や屋内外で自由に飼われている猫では交通事故にあって骨折することが多い。
高層住宅の屋内でのみ買われている内猫では、ベランダから落下による骨折も多く見られる。
これは高所落下症候群と言ってベランダの手すりに干した布団などに飛び乗ってともに落下することがあるので注意が必要である。
特徴
症状は、歩行できない、肢をあげたまま、あるいは引きずって歩く、痛み、患部の腫れ・熱感、内出血、肢の変形などが見られる。
骨折は外傷により折れた骨が皮膚から出ている状態を開放性骨折、皮膚から骨が出ていない状態を非開放性骨折と言う。
いずれの場合でも骨折部の筋肉、血管、神経などの損傷が激しくさらに内臓に障害を受けていることが多く見られる。
事故直後はショック状態になっていることが少なくないので、鎮痛剤、輸液、抗生剤などの投与を行い、安静、保温など全身的な看護、治療が必要になる。
骨折の状態により、亀裂骨折、横(おう)骨折、斜骨折、剥離(はくり)骨折、らせん骨折、陥凹(かんおう)骨折そして粉砕骨折、複雑骨折に分類される(イラストあり)。
また、関節内の骨折もあり、診断はレンゲン検査あるいはCT検査によって詳しく調べる必要がある。
骨盤の骨折は複雑骨折になりやすく、骨盤内臓器の損傷が多く認められる。
膀胱破裂、尿道断裂、尿管断裂などがないか診断しなければならない。また、会陰ヘルニアなどの筋断裂も起こる。
骨折と共に脱臼が起こりやすい。
これは関節を形成する骨どうしが正常な位置関係でなくはずれた状態をいう。
程度による分類では、完全脱臼、不完全脱臼または亜脱臼という。脱臼は、四肢関節、股関節、
仙腸関節、上・下顎縫合、脊椎などに起こる。
骨折の種類
進行状況
全身的な状態が落ち着けば骨折の状態により、ギプスやシーネなどの補助固定(外固定)のみの治療を継続するか、ピン、プレート、スクリュー、ワイヤーなどを用いて手術により骨の接合・固定を行なうか治療法の選択が必要になる。
粉砕骨折や複雑骨折では手術が選択される。
たとえ複雑骨折でなくても手術を選択しなければならない骨折の例が多くみられる。
事故は身体に強いストレスを受ける為、潜在していた余病が発現することがあるので注意が必要である。
たとえば、猫では、猫エイズ、ヘモバルトネラ、猫白血病などがあり、犬ではバベシア、心臓や肝臓、腎臓の病気が現れることがある。
骨折の治療と共にこれらの治療を行わなければならないこともある。
また、大量出血を伴って出血性ショックが起こることがあるので輸血を行う場合もある。
予防
犬は散歩の時、首輪のゆるみがないか確認してリードをつけること。
リードは傷みがないか常にチェックすることも大事である。
猫は屋外に出さないこと、高層住宅ではベランダに猫が出ないようにすることが予防につながる。
治療
事故直後のショック状態から回復したら、骨折した骨を整復する。
骨の接合・固定手術は、レンゲン写真やCTを詳しく診断してピン、プレート、スクリューのサイズ・形状など最も適した材料が選ばれる。
ギプスなどの外固定は、あるときは有効であるが、安静を保てないあるいは犬・猫自身が固定具を外してしまう場合は失敗に終わることが多い。
手術が行われれば、骨折部位や骨折の状態により異なるが、うまくいけば通常2-3ヶ月で骨折部位は治癒する。
安静を保てない場合や開放性骨折により感染が起こっている場合では、骨癒合不全と言っていつまでも骨が癒合しないこともあるので注意が必要である。
この場合、当院では本人の骨髄間質幹細胞を用いて再生医療を行っている。
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